HP ProLiant ML 115 G5で、IMAPI v2が正しく動作しない問題の解決方法が見つかりました。

Windows Server 2003 R2 では、IMAPI v2 はサポートされていないのか???で、
OS側を疑っていたのですが、実は、PC本体側の問題と言うことが分かりました。

対象としていたハードは、HP ProLiant ML 115 G5です。
(プロライアントと読むそうです。)

ML 115 G5は、AMDプラットフォーム、Athron/Opteron搭載の
非常に低コストなサーバー用途向けPCです。
チップセットは、NVIDIAのサーバー向け nForce Professional 3400。
このチップセットには、SATA 接続の RAID機能 が搭載されていて、
特別なハードウェアなしに、RAIDを組む事が出来ます。

IMAPI v2 が動作しなかったのが、ML 115 G5ですが、
IntelプラットフォームのML 110 G5 で試したところ、
全く何の問題もなく、IMAPI v2が動作するではありませんか!

どちらも、OSは、Windows Server 2003 R2 Standard Edition。
その違いは、プラットフォームくらいでしょうか?

そこで、システム情報ツールのSIWで、
CD-ROMがOSからどういう風に認識されているのか確認してみました。
比較すると、こんな感じです。

ProLiant ML115G5 とML110G5 とのCD-ROMの認識され方の違い

ここでは、同じHP製の ProLiant ML115G5と、ProLiant ML110G5と、
比較のために、Windows XPがインストールされた xw4600 を比較しています。

ProLiant ML115G5だけが、CD-ROMがSCSI接続と認識され、
接続場所(Location)も、Bus Number 0, Target ID 0, LUN 0 とSCSI形式になっていました。

きっと、これが原因だ!

と思い、なんとかCD-ROMがIDE接続として認識されるようにしようと思い、
デバイスマネージャで、CD-ROMドライブのプロパティを確認しましたが、
設定などは全くなく、困り果てました。

で、見つけたのが、IDE ATA/ATAPIコントローラ グループ以下の
NVIDIA nForce Serial ATA Controller でした。
これ、オンボードのSATAコントローラなんですが、かなり怪しい。
こいつが、SCSIのふりをしているんじゃないだろうか???

ドライバを「標準デュアルチャンネル PCI IDE コントローラ」に入れ替えたところ、、、

やっぱり!

IMAPI v2が無事に動作するようになりました!

RAID機能搭載の特殊なSATAチップと、専用ドライバが問題でした!!

詳しいやり方は、以下の通り。



HP ProLiant ML115 G5 にて、
IMAPIv2 CD書き込みを有効にするための設定
=====================


ProLiant ML 115 には、オンボードのSATAコントローラとして、
NVIDIA nForce Serial ATA Controller が使用されている。

OSをインストールした時点で、このコントローラのドライバが自動的に
インストールされ、OSからSCSI バスに接続されたドライブとして認識されて
しまう。

このドライバをOSがIDEとして認識する標準IDEドライバに変更する事で、
OSからIDEバスト認識され、IMAPI v2からも、正常にアクセスできるように
なる。


設定手順
====


1.デバイスマネージャを開く

2.IDE ATA/ATAPIコントローラを開く

3.NVIDIA nForce ATA Controller を右クリックして「プロパティ」を選択。

4.「ドライバ」タブの「ドライバの更新」ボタンをクリック。

5.ハードウェアの更新ウィザードの開始ウインドウでは、
「◎いいえ、今回は接続をしません」 を選んで、「次へ」をクリック。

6.ハードウェアに付属のインストールCDまたはフロッピー… ウインドウでは、
「◎一覧または特定の場所からインストールする」を選んで、「次へ」をクリック。

7.検索とインストールのオプションを選んでください ウインドウでは、
「◎検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選んで、「次へ」をクリック。

8.このハードウェアのためにインストールするデバイスドライバを選択してください ウインドウでは、
「標準デュアルチャンネル PCI IDE コントローラ」を選んで、「次へ」をクリック。

9.全てのNVIDIA nForce Serial ATA Controller に対して、3~8を繰り返します。

10.PCを再起動します。


これで、無事にIMAPI v2が動き出すでしょう!

本当は、NVIDIA nForce Serial ATA Controller の新バージョンなどで、
この辺の問題が解消されると良いのですが、HPのダウンロードサイトを探した
範囲では、新バージョンは無いようでした。

ドライバを「標準デュアルチャンネル PCI IDE コントローラ」にすると、
RAID関連の機能を使用している場合は、問題が発生するかもしれません。
たとえば、RAIDアレイでディスクエラーが発生しても、OSに通知する手段が絶たれる
とか、そういう点で、オンボードRAIDを使っている人には困ったことかもしれません。

(実際、私はオンボードRAID使っていませんので、
 RAIDとの併用の際にどのような弊害があるかは不明です。)

たいてい、オンボードのRAIDは、CPUで処理を行っており、
ソフトRAIDに毛の生えたようなものなのです。
RAID Arrayに使用しているディスクのフォーマットも互換性の問題があり、
そのまま別の種類のマザーボードに接続してもほぼ認識できません。

その点、Windows Server OS の標準機能のソフトRAIDでしたら、
Windows を使用している限り、別のPCにつなげても使えるという、
より柔軟で安心な非常時運用性が期待できます。
また、OS上から管理(ディスクの管理から)もグラフィカルに出来ますので、
Windows を使っていて、オンボードRAIDを使おうと思っているなら、
ソフトRAIDの方が何倍もおすすめです。

私も、高価で、超高速なハイエンドRAID Arrayが必要とされないような用途では、
ほとんどがソフトウェアRAIDを提案しています。

また、最近比較的安価になってきたRAID対応NAS(Network Attached Storage)は、
無停電電源を用意しないような安易な用途では、おすすめできません。
いきなり電源が切れると、3回に1回くらいの割合でクラッシュしますね。
(復旧困難なこともしばしば。。。 ^^;)

その点、WindowsベースのソフトRAIDは、非常に頑丈で、
何度強制終了しても、滅多にクラッシュしません。

このようなプロプライエタリOSの完成度の高さは、評価に値します。
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by isoq | 2009-12-01 23:37 | C/C++/Win32
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