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オンライン出版システム SPIP をインストールして試してみた
オンライン出版システム SPIP というWebアプリケーションがある。
GPLライセンスのもとで配布されているフリーソフトで、サポートを必要としない場合はフリーで利用することができる。

ここでいるオンライン出版(Online Publication)と言っているが、内容的にはCMSの一種で、複数の管理者と著者ユーザを定義して、著者ユーザの書いたWebページを管理者がチェックしてオンライン公開を許可・拒否ができる。

フランスで開発されたソフトということだが、日本語表示にも対応している。
もちろん日本語の記事も正しく入力・表示できる。
ただし、日本語は意味がちょっと違うんじゃない?というところもあるが、、、
トランスレーションをバージョンアップする必要がありそう。

最初にIIS5.0 + PHP5.2.1 + MySQL5.0.27 という組み合わせでインストールを試みたが、MySQLのテーブル作成に失敗してしまい、うまくインストールがすすまない。

しょうがないので、おすすめの実行環境パッケージをインストールした。
EasyPHP というソフトウェアパッケージ。
EasyPHPには、PHP5 + Apache + MySQL5 が含まれていて、他の全部まとめてProgram Files\EasyPHP x.x.x 以下にインストールされる。
サービスに登録するかも選択可能。

※サービスに登録しないと、MySQL5がうまく起動できないみたい。そんなときには、Program Files\EasyPHP x.x.x\mysql\bin\mysqld.exe を手動で起動してあげるとうまくいった。(起動後、コマンドプロンプトは消しても良いみたい。)

※EasyPHPには、付属のサーバーをGUIで管理するWebアプリケーションも同時にインストールされるから、仮想フォルダを作ったりするのも簡単にいくはず。

この組み合わせなら、ガッツりOK!
インストールも、インストール用のPHPスクリプトをインストール先ディレクトリに配置して、Webブラウザから表示するだけ。

※ここでエラーが発生!どうも PHPデフォルトの 30秒というスクリプトの実行リミットの間に処理が終わらないので、タイムアウトしてしまうらしい。タスクトレイのEasyPHPを右クリックして、PHPの設定ファイル(php.ini)を表示し、max_execution_time = 30 のところを max_execution_time = 3600 などに修正してからインストールするとインストールできた。あとから、元に戻すのを忘れないように!

パーミッションにあたるセキュリティ設定などは一切無しでインストールが完了。
動作もOKである。

インストール後は、 http://localhost/spip/ecrire をブラウザから開いて初期設定。
(↑これは自動的に開いたかも)
ここでMySQLのアカウント情報が必要。
なにも設定していなければ、

アカウント:root
パスワード:(なし)

でOK。

ドキュメントの仕組みは、セクションで階層構造を作れて、それぞれのセクションには記事やニュースを書き込める。
記事には、HTMLを使用することができて(WYSIWYGではない)、SCRIPTはエスケープされる。
記事は、一般著者が書くと、管理者の認証が必要。管理者が書いても自分で認証しないと公開されない。


スキン機能もあります。
が、ちょっと高度すぎて、「ちょこっとやってみたい人」を敬遠させる原因かも。
チュートリアルもありますが、これってプログラマでもなきゃ無理でしょ?
しかも、パラメータがフランス語じゃん!意味わからんし。
設計思想もフランス的みたいだし。

という訳で、スキンは諦めて、独自路線で行くのは比較的簡単です。
インストール先の dist フォルダに入っているHTMLファイルを直接書き換えちゃいましょう!
SPIPが利用するSPIPタグというのを気を付けながら編集すればOKです。
このときWYSIWYGエディタは使わない方が身のためです。
デフォルトのバックアップは取っておきましょう。


内容的には、シンプルで使いやすそうな雰囲気。
最初はちょっと仕組みがわかりにくいところもあるけど、使っていけばすぐに慣れそう。
SOHOや小企業のHP管理や社内情報共有ツールとしても使えそうですね。
ソニーストア

by isoq | 2007-02-21 18:37 | Web
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